湖南省懐化市ゲン陵県(ゲンはさんずいに元)の小中一貫校「七甲溪九校」で7日、学校が配給した「金健」印の牛乳を飲んだ児童・生徒62人と保護者3人が腹の激痛やおう吐の症状を訴え、病院に運ばれた。食中毒とみられ、当局が調査を始めた。京華時報が伝えた。
保護者の1人によると、子どもは学校で出された牛乳を飲んだところ腹痛などの症状が現れ、同級生数十人とともに病院に運ばれた。子どもは、牛乳は酸味や苦味があり、飲み終えないうちから腹痛、下痢、おう吐の症状が出たと話している。
病院によると65人は急性胃腸炎で、重症者はいない。児童・生徒35人は既に退院した。
「金健」印の牛乳は、牛乳メーカーの湖南陽光乳業股フェン有限公司が製造。同社は国から「学生用牛乳指定生産企業」に認定されている。ただ、2012年9月にも湖南省内で、「金健」印の牛乳を飲んだ小学生12人が急性胃腸炎を発症する事件が起きた。輸送途中で包装が破れ、牛乳が空気中の細菌に汚染されたことが原因だった。