中国国防部は8日、韓国国防省主催の定例国際安全保障会議「ソウル安保対話2016」に代表を派遣しないと発表した。米軍による韓国への「地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル」(THAAD)配備に抗議するためとの見方も出ている。台湾中央社が8日伝えた。
「ソウル安保対話2016」は8日、ソウルで開幕し、9日までの予定で、北朝鮮の核開発、海洋の安全、サイバーセキュリティーの3つをテーマに、国際協力のあり方などについて議論を行う。
韓国のメディアは、中国の欠席はTHAAD配備への反発が理由と報じた。中国国防部は中国紙・環球時報に対し「業務に都合により、今年は人員を派遣しない」とだけ答えた。