瀋陽でエレベーター故障事故、避難途中で2人死亡

　遼寧省瀋陽市皇姑区の雑居ビル「海麗徳大廈」で5日午前4時ごろ、エレベーター1基が故障して7人が閉じ込められ、救助隊が駆けつけ避難する途中、18歳と16歳の男女2人が転落して死亡した。東北新聞網が伝えた。

　エレベーターはビルの6階と7階の間でとまった。死亡した2人は、救助隊がエレベーターの扉を開けた際、自分で逃げようとして、かごとシャフトの間の隙間から落ちたとみられる。他の5人は無事だった。

　ビル内の住民によると、事故を起こしたエレベーターは事故前、途中で急に止まるなど、しばしば故障していた。警察などが詳しい事故原因を調べている。