20カ国・地域(G20)首脳会議出席のため、中国浙江省杭州市を訪問中の安倍晋三首相は5日夜、習近平国家主席と会談で、両国の偶発的な衝突を防ぐため、緊急連絡体制の「海空連絡メカニズム」の早期運用開始に向け、協議を再び加速することで一致した。香港星島日報が5日伝えた。
両首脳の会談は1年半ぶり。しかし、会談時間は1時間も遅れた上、他の首脳会談より格落ちの扱い。会談場所の面積は小さく、両国国旗もなかった。
安倍首相は会談後の会見で、双方が各分野での対話再開で一致したことや、防衛当局者による海空連絡メカニズムの協議を急ぐことに合意したと述べた。