北京の揚げ鶏にケシの殻、経営者に1年半の有罪判決

売上拡大のため、ケシの殻を味付けに使った揚げ鶏を販売していたとして、北京の裁判所はこのほど、同市西城区西便門の揚げ鶏店経営者、謝士栄被告(33)に懲役1年半の実刑判決を言い渡した。海外網が1日伝えた。

 判決によると謝被告は2015年3月から10月、ケシの殻を入れた調味料で味付けした揚げ鶏約10トンを販売し1日当たり300元の利益(約4641円)を得ていた。

 同市の食品衛生当局が15年10月、店に立ち入り調査を行ったところ、味付け済みの鶏肉、調味料、揚げ油からケシに含まれるパパベリン、モルヒネ、ノスカピンなどが検出された。

 謝被告は16年2月に逮捕され、検察は、ケシの殻を食品に使うことは禁止されていることを知りながら、味付けに使用して販売していたとして謝被告を起訴した。

 謝被告は15年3月、故郷の安徽省の露店でケシの殻を買い、10日から半月ごとに調味料に加えていた。ケシの殻を入れた後、店の売上は急速に伸びたという。

 

(参考)http://http://opinion.haiwainet.cn/n/2016/0901/c345416-30280541.html

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