9月4、5日の20カ国・地域(G20)首脳会議を前に、浙江省杭州市の当局はこのほど、同市から300キロ以内の特定種類の工場に対し、12日間の操業停止を命じた。会議中、同市を訪れる各国の要人に対し、青空を見せるのが目的だ。台湾中央社が29日伝えた。
杭州市から近い、上海市と4省でも化学、建築材料、紡織などの工場が操業停止を命じられた。
杭州市はこのほか、市内の全企業に対し1~7日の営業停止を求め、従業員に休暇を取らせるよう命じた。また、市民に対しても、G20首脳会議開催中に交通渋滞を起こさないため、市外への観光を奨励している。