高速鉄道で停電、40度車内に2時間、乗客に脱水症状

 北京~広州高速鉄道の邯鄲東駅(河北省)と安陽東駅(河南省)間で12日、北京西駅発深セン北駅行き「G79」列車が停電のため急停車した。乗客約1000人が約2時間余り、エアコンが止まり気温約40度に上昇した列車内に閉じ込められた。一部の乗客が脱水症状などになったという。観察者網などが15日伝えた。

 両駅間では12日午前11時47分ごろ、架線が脱落する事故があり、午後2時過ぎまで同鉄道の上下線が不通となった。

 「G79」列車も急停車した後、エアコンが止まり、ドアも開かなくなった。車内の気温上昇で、体の不調を訴える乗客が出たため、車掌がドアを開けた。しかし、車内の気温は下がらなかった。

 ネット上では「中国の名刺も言える高速鉄道のイメージに合わない。こんなことで、国際競争に参加できるのか」などと批判する書き込みが相次いだ。

 また、2011年7月23日に、浙江省温州市で起き、40人が死亡したとされる高速鉄道の衝突・脱線事故を取り上げ、小さな故障が大惨事につながったとの指摘もみられた。

 

(参考)http://www.cna.com.tw/news/acn/201608140176-1.aspx

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