中露が南シナ海で初演習へ、米は透明性高めよと要求

 中国国防部は26日、中国とロシアが今年9月、南シナ海で合同演習を行うと発表した。南シナ海での中露合同演習は初めて。米国務省の報道官は、演習の透明性を高めるよう求めた。香港星島日報が28日伝えた。

 報道官は「中露は、軍事演習の規模と意図を明らかにするべきだ。国際法に従って演習を行い、南シナ海の緊張激化を避ける必要がある」と語った。

 中国国防部の楊宇軍報道官は「定期的なもので、中露の戦略パートナーシップを強化するのが目的だ。第3国に対するものではない」と述べた。

 米公共放送ボイス・オブ・アメリカ中国語版によると、中露梁国は近年、合同軍事演習を活発に行っている。2015年8月には、ロシア・ウラジオストクのピョートル大帝湾で海空合同演習を実施。5月には黒海と地中海でも演習を行った。

 中露は軍事、外交の連携を緊密化し、習近平国家主席とプーチン大統領の会談も頻繁に行われている。ともに国連常任理事国で、シリア紛争など争いがある議題では、しばしば類似の行動を取る。

 

(参考)http://www.cna.com.tw/news/acn/201607280276-1.aspx

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