北京でリフトバレー熱の患者確認、アンゴラから帰国

 北京市の衛生当局は23日、人獣共通伝染病のリフトバレー熱(RVF)の患者1人を確認したことを明らかにした。中国でRVFの感染者が確認されるのは初めて。香港星島日報が伝えた。

 患者は河南省の男性(45)で、アンゴラで作業員として働いていた。14日、現地で発熱や関節痛などの症状が現れたが改善せず、21日夜、飛行機で北京に到着した。重症のため、専門病院で検査したところ、RVFの感染が確認された。

 専門家は、中国でRVFの感染が拡大する恐れは小さいとみている。

 RVFは、動物の肉、血、排泄物に接触したり、蚊が媒介して感染するが、ヒト間の感染はないとされる。アフリカ東部、南部のケニア、ジンバブエ、サウジアラビアなどで大規模な感染が起きたことがある。

タイトルとURLをコピーしました