河北省政府によると、豪雨のため同省各地で起きた水害の被災者は、23日午後6時現在904万人、死者130人、行方不明110人に上った。新華社が24日伝えた。
同省では18日から20日にかけ観測史上まれな大雨が降った。各地で山崩れが起きたほか、洪水のため市街地や農地が冠水した。
気象台によると、同省の大雨と豪雨はなお続く見通し。土壌が大量の水を含んでいるため、各地で土砂災害が起きる恐れがあるほか、堤防の多くが長時間水に浸かっているため、決壊の可能性がある。
同省に隣接する北京市の気象台は24日から25日昼にかけ、市内で豪雨が降るとの予報を発表した。雨は25日夜にはやむとみられる。
北京市の防災当局は、水がたまりやすい場所、川、土砂災害の危険がある山地に近づかないよう市民に呼びかけている。