北京市で19日から20日にかけ大雨が降り、北京首都国際空港では20日午後2時現在、昆明(雲南省)、上海、武漢(湖北省)などに向かう237便が欠航した。21世紀経済報道がなどが21日伝えた。
北京市では20日午前11時半までの6時間に、中心部、南部の雨量が70~100ミリに達した。
北京市の道路の多くが冠水。地下鉄は多くの駅が地上出入り口からの浸水を防ぐための作業に追われ、大興線黄村駅が一時閉鎖した。20日午後7時現在、路線バス191本で運休やう回などの影響が出た。
北京市国土局などは20日午後3時、房山、門頭溝、延慶などの山地で、山崩れなど土砂災害の恐れがあるとする警報を発令した。また、水害対策当局は20日午前11時、豪雨のため屋外活動を減らすよう、ショートメッセージで市民に呼び掛けた。
華北、西北地区など中国北部で18日から大雨が続いており、民政部によると、20日午前9時現在、河北、山西、山東など6省35市131県で173万1000人が被災、75人が死亡・行方不明になっている。
(参考)http://cnews.chinadaily.com.cn/2016-07/21/content_26160618.htm