北京市西城区にある最高軍事機関、中央軍事委員会の庁舎前で18日午前、中国各地から集まった退役軍人約4000人が生活保障や処遇改善などを求めてデモを行った。警察官、警備員、陳情活動の阻止を役目とする地方官らが警戒にあたった。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。
デモ参加者は、1979年の中越戦争、1987年に内モンゴル自治区大興安嶺で起きた森林火災の消火活動、1998年に長江などで発生した大洪水や、2008年の四川大地震の救援活動などに参加した。いずれも退役後の生活苦を訴えている。
デモ参加者は、同委員会の担当官と話し合いを行ったが、物別れに終わった。退役軍人は5月11日にも同委員会でデモを行ったが成果がなかった。
(参考)http://http://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/2-07182016111316.html