武漢の堤防決壊、汚職で保守に不備か

 湖北省武漢市新洲区で1日夜、区内を流れる挙水河の堤防が約70メートルにわたり決壊、村落7カ所と住宅地1カ所が水没した。住民によると、堤防は約20年も締固め工事などの保守が行われていなかった。背景に、担当官の汚職があったとみられる。新京報が7日伝えた。

 当局によると、武漢水利堤防センターの主任は2005年から13年、市内の10億元の堤防保守事業に絡み、建設業者から金品を受け取っていた。保守事業には挙水河の堤防締固め工事3186万元も含まれていた。

 また、武漢市水務局の幹部も2001年から12年、挙水河の締固め工事に絡み、地元の口出しを封じる見返りに、湖南省の建設会社の武漢支社から10万元を受け取っていた。

 建設会社は工事費用を受け取りながら、締固め工事など保守を行わず、今回の挙水河の堤防決壊につながった。

 中国では1998年に長江などで起きた大洪水の際、堤防の手抜き工事などが相次ぎで発覚。当時の朱鎔基首相が激怒して、地方政府の幹部多数が責任を問われた。

 98年以降も洪水対策など水利工事に多額の投資が行われたが、今年の全国各地の水害で、汚職による手抜き工事多数が再び発覚しつつある。

 

(参考)http://boxun.com/news/gb/china/2016/07/201607061233.shtml#.V32tHriLRdg

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