湖北省武漢市は、連日の豪雨で市内各所が冠水し、交通がまひ状態となっている。市内で数万人が避難した。6日は、李克強首相が武漢市内に入り、対策の状況を視察した。観察者網などが伝えた。
武漢市蔡甸区では6月30日~5日の累計雨量が382.2ミリに達し、河川の水が堤防を越えて市街地にあふれた。同区では5日夜、住民1万7000人がバス300台で避難した。
武漢市中心部では6日、バス停多数が冠水。地下鉄2、4号線の一部駅が浸水のため閉鎖された。長江を横断するトンネルも通行止めになった。
李首相は6日午前、湖南省岳陽市から高速鉄道で武漢市に到着。青山区の長江堤防で水害対策を視察し、指示を行った。
民政部によると、6月30日以降の豪雨で、5日現在、長江中下流域で水害が発生、湖北、湖南、江蘇など11省で128人が死亡、42人が行方不明となっている。
(参考)http://money.163.com/16/0706/11/BR9O9DI000253B0H_all.html