江蘇省北部のジュ陽県(ジュはさんずいに述のつくり)で26日午前、水道水から異臭がするとの書き込みがネット上に相次いだ。
澎湃新聞網などによると、水道水が黄色に変色し、異臭がしたため、市民はボトル入りの飲用水を買い、使用している。
地元水道会社「江蘇桑徳ジュ源自来水有限公司」の事務所やコールセンターの電話は、長時間誰も出ない状態。住民への説明もなく、水道会社に対する不信の声が上がっている。また、水道水の異状を訴えるネット上の苦情の書き込みは、一部が削除されたという。
水道会社は、県の受託を受けた営利企業で、2005年11月から県の都市部で上水道事業を行っている。
地元政府のコールセンターの担当者は「最近の豪雨により、水道水の水質に問題が起きた。現在、対策を急いでいる」と述べた。
同日午後6時現在、水質は好転したものの、直接飲めるほどには回復していないという。