湖南省宜章県内の宜鳳高速道路で26日午前10時20分ごろ、大型観光バスが道路脇のフェンスに衝突し、まもなく炎上した。新華社によると、バスには55人が乗っており、子どもを含む35人が死亡、11人が重軽傷を負った。26日付南方日報が伝えた。
衝突の際、燃料タンクが壊れ、燃料に火が着いたらしい。警察は運転手を拘束し事情を聴くとともに、事故原因を調べている。
観光バスには、省内の景勝地、莽山へ行きの1日ツアーに参加する、同省耒陽市の友人・知人のグループが乗っていた。バスは他の2台とともに同日8時ごろ、耒陽市を出発した。
脱出した男性乗客は「ボンボンという音が聞こえたかと思うと、すぐに火の手が上がった。何秒もなかった」と話している。男性乗客は窓から逃げたが、まもなくバス全体が燃え上がった。