広東・烏坎村、当局警告無視し4日連続デモ

 収賄の疑いで逮捕された林祖恋・村民委員会書記(村長)の釈放を求め、広東省烏坎村で22日、住民約1000人が4日連続となるデモ行進を行った。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。

 香港星島日報によると、林書記はテレビに出演して収賄を認めたが、家族は自白を強要されたとみている。また、息子が弁護士に弁護を依頼しようとしたが、当局の妨害を受けた。

 当局は、騒ぎを起こさないよう警告したが住民は無視して街頭に繰り出し、旗を振りながら公正な司法を求めた。

 住民は「林祖恋の収賄を信じない」などと書かれた横断幕を持ちながら行進。デモに参加した高齢の住民は「村民は、中央政府に調査に来て欲しいと思っている。みんな諦めず、毎日

デモをするだろう」と話している。

 当局は村に対する締め付けを強めており、外国メディアには退去を要求。大部隊の機動隊の派遣はないものの、ドローン約3機を飛ばし、デモのもようを監視した。

 

(参考)http://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/9-06222016120814.html

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