上海市食品薬品監督管理局は16日、公式ミニブログで、同市宝山区の家具工場で食中毒とみられる事案があり、約170人が病院に運ばれたと発表した。重症者はいないという。中国新聞社が16日伝えた。
同局は、社員食堂で出された冷菜が原因とみて、食堂の営業停止を命じた。細菌性の食中毒が疑われ、原因の特定を急いでいる。
澎湃新聞網によると、家具メーカーは、顧村鎮の上海太億企業。15日午後7時50分ごろ、従業員数人が下痢やおう吐の症状を訴えていると通報があった。翌日までに、従業員多数が華山病院など上海市内の数病院に運ばれた。
従業員の1人は「社員食堂で15日夜に夕食後、翌16日未明から激しい腹痛に襲われた。下痢の頻度が増したため、病院で受診した。同僚数十人も同様に病院に向かった」と話している。