浙江省温州市甌海区のメッキ工業団地の汚水処理場で12日午前10時40分ごろ、「次亜塩素酸ナトリウム」溶液のタンクが破裂して中身が漏出、工員41人が不調を訴えて病院に運ばれた。銭江晩報が伝えた。
同区環境保護当局によると、汚水処理場は2011年10月に運用を初め、工業団地内のメッキ加工業34社の汚水を処理している。
当局は、風雨や日光にさらされ、タンクが老朽化したことが破裂の原因とみている。事故当時、次亜塩素酸ナトリウムの溶液約5トンが入っていた。
流出した溶液は、汚水と混ざって化学反応。塩素入りのガスが大量発生した。ガスは強い刺激臭があり人体に有害。病院に運ばれた41人中、12日午後2時現在、8人が経過観察のため病院にとどまった。
(参考)http://society.people.com.cn/n1/2016/0613/c1008-28429076.html