成都の小学校で有毒運動場、旧校地に戻る

 四川省成都市成華区の教育科学研究院付属小学校は5月31日、今年3月の新校地への移転後、多数の児童に咳、発疹、鼻血などの症状が現れたため、一時全校を旧校地に戻すことを決めた。運動場の舗装材などに有毒物が使われていた可能性が高い。人民網が1日伝えた。

 父母ら96人のまとめによると、3月の移転後、子どもに鼻血、発熱、発疹、気分の悪さ、頭痛

などの症状が現れ、最近では欠席者が目立ち始めた。特に1、2年生に集中していた。

 校庭と教室内で強い刺激臭がしており、トラックの舗装材や建材に有毒物が使われている可能性が高い。父母らは学校や当局に、舗装材の撤去と空気の測定を求めている。

 同校の新校地は250メートルのトラック、面積1000平方メートルの体育館、40の教室を備え、成都市で最も現代的な小学校の1つとされる。児童約2000人、教員数は約100人に上る。

 中国では昨年、江蘇省蘇州、無錫、南京、常州などの各市の小学校で最近、児童が集団で鼻血、発疹などの症状を訴える事態が相次いで起き、トラックの舗装材が原因とみられている。

(参考)http://news.china.com/domestic/945/20160601/22787206.html

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