中国海警船4隻、尖閣海域を航行、G7に反発

 中国当局の公務船(海警船)4隻が5月30日、沖縄県尖閣諸島周辺の海域を航行した。中国公務船の同海域の航行は今年14回目。日本で開催されたG7サミット(主要7カ国首脳会議)に対する中国の反発を示す動きとみられている。米公共放送ボイス・オブ・アメリカ中国語版が伝えた。

 G7首脳は5月27日、会議閉幕時の首脳宣言で東シナ海、南シナ海情勢への注目を表明、平和的な紛争解決が最も重要と指摘した。名指しはされなかったものの、中国が不満を表明した。

 中国外交部の報道官は27日「日本が主催したG7サミットが、南シナ海問題について騒ぎ、情勢の緊張ぶりを誇張した。情勢の安定には不利となる」などと述べた。

 中国国家海洋局は5月30日、中国海警船4隻が自国の釣魚島(尖閣諸島の中国名)の領海内を航行したと発表した。

(参考)http://www.voachinese.com/content/voa-news-chinese-ships-enter-japanese-waters-near-senkakus-20160530/3351904.html

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