天安門事件記念する酒販売、警察が男性逮捕、女性詩人も

 学生らによる民主化運動が武力弾圧された1989年6月4日の天安門事件を記念する酒を製造販売したとして、成都市の警察は28日、国家政権転覆罪の疑いで、四川省成都市の労働者、符海陸氏(30)を逮捕した。チャットアプリで酒を推せんしたとして、成都市に住む女性詩人の馬青氏も同罪の疑いで28日、警察に自宅から連行された。5月30日付香港蘋果日報が伝えた

 調べによると、符氏は「八酒六四を銘記する」のラベルを貼った中国式焼酎(白酒)をチャットアプリを通じて販売した疑い。

 馬氏はチャットアプリで酒の写真を公開。酒の購入を勧めた疑い。

 「八酒六四」は、中国語で「8964」と同音。価格も89.64元だった。また、ラベルには、事件当時の、解放軍の戦車の列の前に立ちはだかる男性の写真も添えられていた。

 符氏は、2011年、浙江省温州市で起きた高速鉄道の衝突脱線事故の際、政府の対応に衝撃を受け、成都市内の人権活動家との交流を始めた。(写真・博訊新聞網)

(参考)http://boxun.com/news/gb/china/2016/05/201605292252.shtml#.V0uOf5GLRdg

 

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