山西・大同で実業家誘拐、警察が銃撃戦後に救出

 山西省大同市で実業家が誘拐され、公安局(警察)が11日、銃撃戦の末、救出する事件が起きたことが23日分かった。23日付新京報が伝えた。

 被害者は同市に拠点を置く、不動産開発を主要事業とする企業グループ、華岳集団のトップの董事長の男性。同社は傘下に、コジェネレーション(熱電併給システム)や不動産管理などの子会社5社を抱え、総資産は12億元(約201億円)とされる。

 男性は10日午前9時、同市内の自宅を出発。徒歩で約1.5キロ離れた会社に向かったが、行方不明となり、10日12時半ごろ会社幹部が警察に通報した。

 警察によると、男性は路上でオフロード車に衝突されて倒れた後、降りてきた男2人に車に押し込まれ、連れ去られた。車上ではガムテープで目隠しされ手足を拘束された。

 男2人は、男性の家族に身代金2000万米ドル(約22億円)を要求し承諾を得た。

 警察は目撃者の証言からオフロード車を特定。翌11日午前5時ごろ、同省朔州市の農村部で、仲間とみられるBMW車と並んで止まっているところを警察が見つけた。

 警察が2台の男を逮捕しようした際、激しい銃撃戦が発生。警察はまもなく、2台に分乗していた容疑者の男2人を射殺し、オフロード車から男性を救出した。男性は、肩などにけがした。

 容疑者2人は大同市に住む元実業家(55)とおい(39)。警察は、営利目的で男性を誘拐したとみて詳しく調べている。

(参考)http://www.china.com.cn/cppcc/2016-05/23/content_38510949.htm

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