中国南海艦隊が台湾用揚陸艇で上陸演習、蔡政権けん制

 中国のメディアによると、中国海軍南海艦隊が南シナ海で演習を繰り返しており、世界最大のホバークラフトを利用したエア・クッション型揚陸艦「野牛」も上陸演習を行った。「野牛」は、このタイプの揚陸艦としては世界最大。台湾との紛争の際には、重装備を乗せ台湾海峡を渡る任務が与えられており、20日発足した台湾の蔡英文政権をけん制する狙いがあるとみられる。22日台湾中央社が伝えた。

 中国メディアは「野牛」について「将来、起こるかもしれない祖国統一戦争で使われる」と指摘した。昨年夏から複数回、上陸演習に参加したという。

 「野牛」は、攻撃先で港湾設備の占領構築ができる前に、砲兵、戦車などを輸送する任務が与えられている。排水量は555トンで、戦車3台と兵員140台を乗せ、60ノットで300カイリを航行できる。

(参考)http://www.cna.com.tw/news/acn/201605220160-1.aspx

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