広東省の衛生当局は16日、同省の手足口病の感染者が前年比73%増の約8万8000人になり、うち3人が死亡したと発表した。14年同期に比べると、感染者は36%減となる。18日付広州日報が伝えた。
同局は、同省が手足口病の流行拡大期に入っており、学校や託児施設で集団感染の恐れが高まり、重症化すると死亡する可能性があるとして、注意を呼び掛けている。
同省で流行している手足口病の病原体は、主に「エンテロウイルス71」(EV71)と「コクサッキーA16型」(CoxA16)だという。 専門家によると、毎年5~7月は広東省の手足口病の流行拡大期。同局は、学校、託児施設に対し、児童らの観察を強めるとともに、生活用品や遊具の消毒、室内の清潔保持、通風に努めるよう注意を促した。保護者や児童に対しても、手洗いや食事や水を加熱するなどの予防策を実行するよう求めている。
(参考)http://news.xinhuanet.com/health/2016-05/18/c_128992470.htm