北京市にある政府系シンクタンク中国循環経済協会に勤務する男性専門家が7日、同市昌平区の警察派出所に連行された後に突然死した。警察は9日、病死と発表したが、疑問視する声が広がっている。英BBC放送中国語版などが伝えた。
死亡した男性専門家は雷洋氏(29)。2005年、名門の中国人民大学環境学院を卒業後、修士号を取得した。2週間前に娘が生まれたばかりだった。
北京市昌平区公安局(警察)は9日夜、区内のマッサージ店で買春した疑いで、雷氏を含む6人を逮捕したと発表。警察によると、雷氏は取り調べの際、逃走を図り取り押さえられた。雷氏はその後の取り調べ中、体の不調を訴え、病院に運んだがまもなく死亡した。
雷氏の大学同窓生は、警察の発表を疑問視する声明を発表した。それによると、雷さんは、北京首都国際空港に妻を迎えに行くため、7日午後9時に家を出発しており、警察がマッサージ店に踏み込んだとする時間にはまだ在宅だった。
家族によると、病院関係者は、雷氏が7日午後10時ごろ運び込まれた際、既に死亡していたと証言している。
博訊新聞網によると、警察が雷氏が取り調べ中に心臓発作を起こしたと説明した。しかし、雷氏に心臓病歴はなく、家族は雷氏の遺体の頭と腕から血を流していた。雷さんが警察に暴行を受けた可能性もあり、同窓生らが真相究明を訴えている。
(参考)http://www.bbc.com/zhongwen/simp/china/2016/05/160510_china_lei_yang_incident