台湾・宜蘭でM5.8地震、余震も4回

 台湾北東部の宜蘭県で12日午前11時17分、マグニチュード(M)5.8の地震が起きた。続いて12時29分のM5.5など比較的大きな余震が同日中に3回起きた。交通部中央気象局は、今後も本震並みの余震が起きる可能性があるとして、3日程度の警戒を呼びかけた。台湾中央社が12日伝えた。

 同局によると、宜蘭県南澳郷で、台湾の震度階級で上から2番目の震度6を記録した。同県の各学校では児童・生徒が防災頭巾をかぶり校庭に避難。一部の商店でガラスが割れるなどの被害が出た。

 台北市に隣接する新北市板橋区では、通行人が落ちてきたタイルに当たり負傷し、病院に運ばれた。同市三重区では住民がエレベーターに閉じ込められ救出された。

 交通機関への影響はわずかで、台湾高速鉄道は全列車が通常通り運行。台湾桃園国際空港も点検の結果、滑走路や設備に異状はなく、通常通り離着陸が行われた。

(参考)http://udn.com/news/story/9/1690845

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