広東省広州市の東川路地区で5日午後5時20分ごろ、同省人民病院の口腔科主任の陳仲偉医師(60)が同病院宿舎内の自宅で男に刃物で襲われた。陳さんは7日昼ごろ、入院先の同病院で死亡した。8日付京華時報が伝えた。
広州市公安局(警察)によると、犯人は47歳の男。宿舎内に侵入して襲撃後、陳医師宅のベランダから飛び降り死亡した。同局が動機などを詳しく調べている。
同病院によると男は、4月にも陳医師を同宿舎近くで待ち伏せし、1991年に陳医師から口腔内の治療を受けたが、その後、歯が変色したとして賠償を求めた。陳医師は、男の精神が正常でないとして、同僚らに注意を呼び掛けていた。
陳医師は、顔や腹など全身を約30カ所ほど切られ、同病院の医師約100人が懸命に治療に当たっていた。
(参考)http://epaper.jinghua.cn/html/2016-05/08/content_301341.htm