発電所建設現場で土石流、41人行方不明

 8日午前5時ごろ、福建省三明市泰寧県で土石流が発生し、中国華電集団池潭水力発電所の増設建設工事現場の事務所と作業員宿舎が土砂で埋まった。同日午後9時半現在、建設作業員ら13人が救出されたが、41人が行方不明になっている。中国新聞網などが9日伝えた。

 崩れた土砂は約10万立方メートル。作業員らは事故当時、宿舎内で睡眠中だった。

 現場近くでは2日連続で豪雨があり、山肌の地盤が緩んでいたとみられる。現場は、泰寧県の県政府所在都市から33キロだが、途中の道は山崩れで約33カ所が寸断され、2カ所は川の水が溢れて冠水している。

 中国華電集団福建分公司によると、同水力発電所は完成から30年がたち、これまで土砂災害の発生はなかったという。

(参考)http://news.xinhuanet.com/politics/2016-05/09/c_128968270.htm

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