米国防総省は4月29日、米海軍の原子力空母「ジョン・C・ステニス」などの香港への寄港を中国が拒否したことを明らかにした。米公共放送ボイス・オブ・アメリカ中国語版が伝えた。
中国が寄港を拒否した理由は不明。中国当局はロイター通信に対し、米海軍の艦艇と航空機の香港立ち寄りは、主権と具体的な状況に基づき個別に判断していると述べた。
「ジョン・C・ステニス」は4月初め、南シナ海でパトロール航海を行った際、カーター米国防長官が視察のため乗艦した。
同省報道官は「われわれの艦艇はこれまで長く香港に寄港できた。現在、香港訪問中の(米第7艦隊旗艦の)ブルーリッジも同様だ。今後も寄港が続けられることを望む」と述べた。
米紙によると、「ジョン・C・ステニス」などの乗組員の家族が香港に赴き、面会を予定していたという。
(参考)http://www.voachinese.com/content/china-us-20160430/3309682.html