ゴミ焼却施設反対の住民、県政府庁舎に乱入

 湖南省の省都、長沙市近郊の益陽市南県で4月25、26の両日、県政府が強行する大型のゴミ焼却発電施設建設に反対する住民数千人が政府前で抗議デモを行い、数百人が庁舎内に乱入した。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が27日伝えた。

 住民は4月初めから、深刻な環境汚染をもたらすとして、ゴミ焼却発電施設の建設に反対する行動を始めた。26日に抗議は最高潮となり、数千人が「ゴミ発電に断固反対せよ」などと書かれた横断幕を掲げて県政府でデモ活動を行った。

 まもなく一部が庁舎内に乱入して設備を壊し、庁舎前に停まっていた警察車両を取り囲み、ひっくり返した。

 デモ参加者は27日、RFAに対し「警察が25日に抗議活動中の6人を連行したため、抗議活動が拡大した」と述べた。

 別の参加者は「ゴミを燃やすと、有毒ガスが発生して環境を汚染し、人ががんになる」と話している。

 

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