浙江省嘉興市海塩県で21日、ゴミ焼却施設の建設に反対する住民約1万人が街頭デモを行い、警官隊と衝突して約100人がけがした。多数が連行されたもようだ。博訊新聞網が伝えた。
ネット情報によると、同県西塘鎮では2000年以降、大規模な住民らの立ち退きの後、化学工場や製紙工場、汚水処理場などが建設され、周辺に深刻な環境汚染が起きている。地元政府がこのほど、西塘鎮へのゴミ焼却施設の建設を決めたことから住民の不満が高まり、20日から抗議デモを始めた。
住民は21日、地元政府の庁舎前に集まり、ゴミ焼却施設の建設中止を求めたが、警官隊が出動して住民を殴り、十数人を連行した。同日夜、地元政府は計画の一時中止を宣言したが、デモ参加者は1万人に膨れ上がり、計画の完全中止を求めた。一部住民が政府庁舎内に入ろうとして、警官隊と激しくぶつかった。
警察側は、放水銃、催涙弾、警棒などを使って鎮圧を図り、住民多数がけがした。警察は鎮圧の際、現場に駐車中の乗用車やバイクも次々に破壊したという。
(参考)http://boxun.com/news/gb/china/2016/04/201604220737.shtml#.Vx2QVTCLTIU