北京市内の飲料専門店、ファストフード店、スーパーで売られている100%果汁を称する「搾りたてジュース」5種類を専門機関の「北京智雲達食品安全検査測定消費者体験センター」が調べたところ、果汁が含まれているのは3種類にとどまった。うち1種類も微量にとどまった。北京紙・新京報が伝えた。
業界関係者によると、市中で売られる「搾りたてジュース」は濃縮果汁、ジャム、粉末ジュースに糖のほか、香料や色素などの添加剤を入れてつくられる。
ホテルや大手のチェーンコーヒー店でも、本物の搾りたてジュースが売られることは少ない。市中で売られている搾りたてジュースは、1000ミリリットル30元(約500円)以上だが、製造費用は2元(34円)に満たない。
中国農業大学栄養・食品学科の范志紅副教授は「飲み過ぎると、糖尿病になる恐れがある」と話している。
范副教授によると、飲料専門店で売られているジュースなどの飲料は、保管温度や容器の消毒がに問題がある可能性もあり、注意が必要という。