福建省三明市尤溪県西浜鎮で13日、当局による住宅地域への医療廃棄物処分場造成に抗議する住民が鎮政府庁舎に乱入し備品などを破壊した。特殊警察部隊が出動し、催涙弾で住民を排除した。海外の中国語ニュースサイト、博聞社が伝えた。 処分場は、危険廃棄物の処理事業などを行う中央政府直轄の国有企業、中国節能環保集団が2013年に着工。しかし、地元から反発の声が上がり、2014年には住民約1000人、15年には1万人が抗議
活動を行った。地元政府は15年末、工事の中止を宣言したが、最近、密かに工事を再開したことが発覚した。
住民によると、処分場は一番近い民家からわずか300メートル。西浜鎮の町まで1キロしか離れていない。水源地に近いことも住民の懸念の理由となっている。
地元の学生は「建設しないと言ったのに、秘密に工事を始めた。それを知って、反対を始めた」と話している。