北京市と江蘇省の2病院で、眼科の治療用に使われる医療ガス「八フッ化プロパン(C3F8)」により、患者が失明したり、視力が急激に低下する事件が起きたとの報道があり、医療行政機関の国家衛生計画生育委員会が対策について検討を始めた。法制晩報が伝えた。
報道によると、江蘇省では2015年6月、江蘇省南通市の南通大学付属病院で、C3F8を使い治療を受けた患者26人のうち一部が片目を失明した。北京大学第三病院では59人が同様の治療を受け、これまでに18人が片目を失明、1人の視力が0.01まで低下した。失明した患者の最年少は20歳だった。
第三病院は14日、取材に対し、59人のうち45人が失明したため、C3F8の使用を全面的に停止したと述べた。国家食品薬品監督管理総局は15年7月、C3F8の品質に問題があった疑いがあると指摘している。
同総局によると、江蘇省と北京市の2病院で事故を起こしたC3F8は、眼科用の医療用機器、消耗品のメーカー、天津晶明新技術開発有限公司(本社・天津市西青区)が製造した。
15日付北京青年報によると、天津市市場質量監督管理委員会は、15年7月の調査で、問題のC3F8が、2病院のほか、全国25省(自治区、直轄市)の医療機関82カ所で使われていたことを確認した。
同総局の報道官は14日、「(問題のC3F8に)有害な異物が含まれていたか確認できない。問題の製品は全量回収し、関連の企業は製造を中止し、罰金518万元を支払った」と述べた。
(参考)http://ctjb.cnhubei.com/html/ctjb/20160415/ctjb2880959.html