香港民主化デモ指示の活動家に実刑判決

 次期香港行政長官選挙の事実上の民主派排除に抗議し、一昨年9月から翌年5月香港で行われた大規模デモを支持した中国本土の人権活動家ら4人に対し、中国広東省広州中級法院(裁判所)は8日、「国家政権の転覆を扇動した罪」で懲役1年半から4年半の実刑判決を言い渡した。英BBC放送中国語版が伝えた。

 判決を受けた活動家は、王黙、謝豊夏、張聖雨、梁勤輝の4被告。王黙被告の弁護士は「習近平国家主席の就任以来、当局は市民社会への締め付けと、言論の自由への統制を強めている」と語った。

。香港では昨年9月から5月初めまで、旺角(九竜地区、モンコック)や銅鑼湾(香港島、コーズウェイベイ)で街路占拠などの大規模デモが行われた。王被告は当時、広州市の街頭でスローガンを掲げるなど、香港のデモを支援する活動を行った。

 中国では近年、人権派弁護士や人権活動家約200人が相次ぎ拘留されたり、取り調べを受けるなどした。

 梁勤輝被告はネット上で、中国の指導者と政治体制を批判する画像や文言を掲載した。

(参考)http://www.bbc.com/zhongwen/simp/china/2016/04/160408_hk_china_activists_dissent_sentenced

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