山東省済南市長、続き紀律違反で調査、市トップも起訴

 中国共産党中央紀律検査委員会は6日、山東省の省都、済南市の楊魯豫市長を、厳重な規律違反の疑いで調査していると発表した。地元紙・済南日報によると、楊市長は同日午前、秘書とともに済南西駅から連行された。

 楊市長と同時期に就任した、同市の前トップの王敏・前共産党書記も、2014年に調査を受けた。その後、収賄罪などで起訴され、今年3月30日に初公判が開かれた。王被告はは職務上の地位を利用し、不動産開発、職場での昇進、就職の手配などで便宜を図り、見返りとして1800万元を受け取った疑い。

 済南市は最高位の2人がともに摘発される異例の事態となった。

 同委員会は6日、遼寧省幹部の蘇宏章・党常務委員についても、厳重な汚職の疑いで調査していることを明らかにした。

 同委員会は、元宵節(旧暦正月15日)後から、中央宣伝部など32の党機関で紀律違反摘発の「中央巡視活動」を始めた。遼寧、山東、湖南の4省では、異例の2度目の巡視が行われた。

(参考)http://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/7-04062016132846.html

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