上海市松江区の日系精密部品製造会社で3月30日、従業員約400人がストライキ中、警察の取り締まりを受け、2人が連行された。博訊新聞網が31日伝えた。
同社は日本の著名精密部品会社の子会社で、DCモーター、ダイヤフロムポンプ、振動デバイスなどを製造している。
従業員側は、会社と不公平な雇用契約を結ばされ、勤続年数をゼロとされたなどと主張している。400人は29日からストとデモを始めた。
従業員の1人はネット上に「会社は、出稼ぎ労働者をだまして、請負契約を結ばせた。現在、稼働中の従業員を臨時工に変える意図があった。国の決まりでは、正式な労働契約が必要だが、既に40人が契約を結ばされた」などと書き込んだ。
従業員は「利益をわれわれに返せ」などと書かれた横断幕を掲げて工場の門の前で集会を行っていたところ、警察官数十人が出動。工場内から従業員を排除した。
(参考)http://boxun.com/news/gb/china/2016/03/201603310919.shtml#.VvxhRPmLTIU