上海で低品質のマスク氾濫、ろ過率1%も

 上海市質量技術監督局がこのほど、市販のマスクについて品質検査を行ったところ、低品質の製品が多数販売されていることが分かった。中には防じんろ過率が1%の製品も見つかった。新華網が伝えた。

 同局が、上海市のネット販売店の倉庫や、小売店2店の立ち入り検査を行ったところ、極めて低品質の製品や、米3M社など有名メーカーの製品を装った偽物計1400枚が見つかった。

 同局によると、市場で売られている一部の製品はろ過率が10%以下。広東省の広州市冠樺労保用品有限公司が製造したマスクは、ろ過率が1.1%だった。

 中国の市販のマスクは多くが微粒子のろ過率を90%としている。しかし、浙江省の当局が2014年5月にサンプル25点を調べたところ、90%以上は1点もなかった。

 市販のマスクの多くは、原料の繊維の品質も国の基準を下回っている。メーカー関係者よると、ホルムアルデヒドの含有量や、アルカリ性の度合いが高過ぎる場合がある。

(参考)http://china.huanqiu.com/hot/2016-03/8757412.html

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