米でランサムウェア犯罪、中国ハッカーの犯行か

 デル・セキュアーワークス社など米国のセキュリティー会社4社がこのほど、中国のハッカーが身代金要求型ウイルス「ランサムウエア」を使って米国企業のコンピューターシステムを乗っ取り、金を要求する事件が起きたことを明らかにした。英BBC放送中国語版が伝えた。 

 中国のハッカーは、中国政府の支援を受けたことがあるとの見方も出ている。

 「ランサムウエア」は、標的となるコンピューター内のファイルを暗号化し、解除するために支払いを要求する。

 デル・セキュアーワークス社が今年調査した2社のうち1社は物流会社、1社は技術会社。技術会社はコンピューターの30%がハッカーの侵入を受けた。

 中国外交部の陸慷報道局長は「きちんとした証拠がある情報セキュリティー問題には、厳正に対処したい。しかし、根拠が乏しい問題に論評する時間はない」と述べた。

 新華社によると、中国の郭声コン公安部長(コンは王+昆)は14日、訪中した米連邦捜査局(FBI)のコミー長官と会談し「中国は、サイバーセキュリティと反テロの分野で、米国との協力を深めたい」と語った。

(参考)http://www.bbc.com/zhongwen/simp/china/2016/03/160315_china_us_ransomware

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