黒龍江省双鴨市で12日、地元の炭鉱業、双鴨鉱業集団の従業員と家族数万人が、政府に未払い賃金の補償を求めデモを行った。博訊新聞網が13日伝えた。
デモ隊は「共産党はわれわれの金を返せ」、「汚職犯人を打倒せよ」などとスローガンを叫び、行進した。警察官数千人が出動し、多数が暴力を振るわれたり、連行されるなどした。
同社の従業員は6万人あまり。2014年から賃金の欠配が始まった。現在は、生活費として月額わずか800元(約1万4000円)が支給されている。
同省の陸昊省長が6日、第12期全国人民代表大会(全人代=国会)で「労働者の賃金欠配など1銭もない」と述べたことがきっかけに、同社従業員の不満が爆発。9日にデモが始まった。11日のデモの際には4人が連行された。
12日のデモは、従業員の家族が加わって参加者が膨れ上がった。同市の数カ所でデモ、集会が多なわれ、同社本部が従業員に包囲された。現地の鉄道は、デモ隊により運転を阻止されている。
(参考)http://std.stheadline.com/breakingnews/20160312e183740.asp