財政部は5日、第12期全国人民代表大会(全人代=国会)第4回会議の開幕に合わせて2016年の予算案を発表した。国防費は前年比7.6%増の9543億元(約16兆7000億円)となり、2007年の7.5%増以来、6年ぶりに1桁の伸び。2014年の国防予算は前年比12.2%の8055億元で、15年は10.1%増の8890億元だった。
5日の新華社電によると、著名な軍事専門家で、中国軍備管理軍縮協会理事の徐光裕(シー・クワンユー)少将は、中国経済の低迷で、国防予算を圧縮する必要があるとの見方を示した。
しかし、香港紙、サウス・チャイナ・モーニング・ポストなど海外メディアは事前に、国防予算の伸び幅が2006年以来最大の20%になるとの予測を報じており、内外で意外感が広がっている。
(参考)http://news.163.com/16/0306/11/BHFJH6U800014AEE.html