全人代開幕の北京、ドローン飛行一切禁止

北京市公安局はこのほど、同市全域で3月1日から24日まで、企業・団体、個人によるスポーツ、娯楽、広告を目的としたドローンを含む航空機の飛行を一律に禁止した。英BBC放送中国語版が伝えた。

 北京市では3日~13日まで、「両会」と呼ばれる、国政助言機関の全国政治協商会議(政協)と全国人民代表大会(全人代=国会)が開かれる。ドローン禁止令は、両会が理由とみられる。

 広東省広州市のドローン製造会社、億航智能の設立者、熊逸放氏によると、北京市では通常でも郊外部を通る環状道路「六環」の内側で、ドローンの飛行が禁じられており、飛ばす場合は当局の許可が必要だ。

 広州市では、明確な飛行禁止条例は制定されていない。ただ、ドローン業界では、各都市の空港、市街地、人が集まる場所での飛行禁止が暗黙の了解になっている。禁止条例がある都市では、飛行禁止地区が飛べないよう、プログラムが組み込んであるという。

(参考)http://www.bbc.com/zhongwen/simp/china/2016/03/160301_beijing_lianghui_drones_ban

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