26日午後9時半ごろ、北京市昌平区回龍観地区で、昌平裁判所の女性裁判官、馬彩雲さん(38)と夫が自宅近くで2人組の男に拳銃で撃たれ、馬さんが死亡、夫が軽傷を負った。馬裁判官は、訴訟当事者の2人組に逆恨みされ、襲われたらしい。29日付華商報が伝えた。
北京市公安局によると、襲った2人は離婚をきっかけとした財産を巡る訴訟の当事者で、裁判の内容に不満を持っていた。
2人は、26日午後9時過ぎ、手製の拳銃を持って馬裁判官の自宅に押し入り、発砲したが不発だった。逃げる際、追いかけてきた馬裁判官と夫に再び発砲し、死傷させた。
2人は27日午前1時ごろ、車で逃走中、駆けつけた警察官に包囲され、まもなく拳銃で自殺した。 2人は、訴訟の相手側の男性2人も手製の拳銃で襲い死傷させており、一連の事件で容疑者を含む4人が死亡、2人がけがした。