新聞、放送、出版を管理する国家新聞出版広電総局は4日、電子ブックなどインターネット上の出版に関する管理規則を交付し、外資系企業による関与を禁止した。
管理規則の対象は文学、芸術、科学に関する知識、思想を伝える画像、地図、ゲーム、アニメ・漫画、音声、映像、読み物のなどのデジタル作品。違反した場合、作品の公開停止と差し押さえ処分となる。
ネット出版を行うには、当局から許可証を取得することが義務となる。許可証の取得は中国公民に限られ、サーバーやデータベースは中国内に置くことが義務付けられる。
米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、人権情報サイトを運営する、黄琦氏は「中国の指導者は、ネット上での世論の拡散を恐れ、管理を強化した」と述べた。
中国が世界貿易機関(WTO)に加盟した際に施行された「インターネット出版暫定規則」は、外資系企業によるネット出版を認めている。
(参考)http://ex.cssn.cn/xwcbx/xwcbx_zxgg/201602/t20160217_2869611.shtml