北京市疾病対策予防センターは15日、同市で最近、H1N1型、A香港型(H3N2型)、B型の3種類のインフルエンザが同時に流行していることを明らかにした。専門家は、重症化すると死亡する恐れもあると警告している。16日付北京青年報が伝えた。
確認された3種類のウイルスの割合はH1N1型が28.76%、A香港型が27.47%、乙型が43.77%だった。
市内の病院421カ所を調べたところ、旧暦の大みそかの7日から12日までに確認されたインフルエンザ患者は1万6000人で、前年の同時期の9819人を上回った。
専門家は、この後も当面流行が続き、学校、職場などで集団感染の恐れもあるとして、注意を呼び掛けている。
同センターによると、こまめに手を洗うことや、くしゃみの際に口と鼻を覆うこと、病院を訪れる時はマスクをすることなどが必要だ。
(参考)http://www.china.com.cn/cppcc/2016-02/16/content_37799922.ht