国家質量監督検験検疫局(国家質検総局)は15日、ベネズエラから帰国した広東省江門市の男性(28)のジカ熱感染を確認したと発表した。国外で感染したジカ熱の「輸入感染例」は2人目となる。16日付京華時報が伝えた。
男性は10日にベネズエラから帰国途中に発熱。12日に広東省広州市の白雲国際空港に到着した際、広東出入国検査検疫局の検疫所で発熱と発疹が見つかった。同局が血液を採取するとともに、男性を広州市内の病院に隔離した。中国疾病対策予防センターが15日、男性のジカ熱感染を確認した。
国家衛生計画生育委員会は9日、広東省東莞市の会社に勤務する江西省出身の男性(34)のジカ熱感染を発表。1人目の輸入感染例となった。
中国疾病対策予防センターによると、ジカ熱はヤブカが媒介する。現在は気温が低く、ヤブカが活発に活動しないため、中国でジカ熱が流行する危険性は小さい。
(参考)http://finance.chinanews.com/jk/2016/02-16/7758314.shtml