消息筋によると、中国人民解放軍の中部戦区は7日、戦争準備等級で上から2番目の「二級戦備」を発令した。中部戦区は、防衛地域区分の1つで、首都防衛部隊を管轄する。海外ニュースサイトの博聞社が7日伝えた。
令計画・前共産党統一戦線部長、郭伯雄・前中央軍事委員会副主席ら、汚職容疑で取り調べ中の元最高幹部の公判が近く始まる予定で、「二級戦備」の発令は、政変などの不穏な動きに対する警戒とみられる。
習主席は、春節(旧正月)の連休中、最高指導部の共産党政治局常務委員7人に対し、休日返上で職責を果たすよう命じた。同筋によると、こちらも、重要な公判の開始と関係があるという。
人民解放軍の「5戦区」は2月1日、防衛地域区分「7軍区」を再編し発足した。習主席が、軍の最高指導機関、中央軍事委員会主席として「戦備令」を発令するのは「5戦区」発足後初めて。