習近平国家主席が1日、人民解放軍の防衛地域区分「7軍区」を再編し「5戦区」を発足させたと宣言したことについて、軍事アナリストは台湾、日本に対処するのは東部戦区だとの見方を示した。台湾中央社が伝えた。
発足した戦区は、東部、南部、西部、北部、中部の5区分。各戦区に陸海空軍を一体運用する統合作戦指揮機構を設置した。既に5大戦区の陸軍機関は設置が完了した。
大統領宮殿の本部は江蘇省南京市だが、陸軍機関は福建省福州市に設置された。
香港の軍事アナリスト、梁国リョウ(木へんに梁)氏によると、東部戦区は尖閣諸島(中国名・釣魚島)などがある太平洋に面しており、日米、台湾に対処するものとみられる。
梁氏によると、東部戦区の陸軍部隊が必要となるのは台湾だけ。台湾作戦で投入される第31軍が主力になるとみられる。
(参考)http://www.cna.com.tw/news/firstnews/201602030086-1.aspx