米海軍のイージス駆逐艦、「カーティス・ウィルバー」が1月30日、南シナ海の西沙諸島(英語名・パラセル諸島)の12カイリ内の航行したことについて、中国外交部は1日、航行の自由の名で、海上の覇権を拡大する行いと批判した。米公共放送ボイス・オブ・アメリカ中国語版が伝えた。 外交部の陸慷報道官は「米国は、いわゆる航行の自由の旗を振りながら、武力をひけらかし、緊張を作り出している。それこそ、南シナ海の軍事化が進む最大の誘因だ」と述べた。
中国国防部の楊宇軍報道官も「カーティス・ウィルバーは中国の法律に違反し、西沙諸島のわが国領海に侵入したため、中国の守備部隊と艦隊が行動を起こした。無責任で極めて危険な行為だ」と批判した。
(参考)http://www.voachinese.com/content/china-beijing-reacts-to-usa-warship-sails-near-disputed-south-china-seas-20160131/3170698.html